スパイダーマン2

錦糸町シネマ8楽天地。やっぱりここの映画館はダメダメ。スクリーンも大きくなく、部屋全体が狭いし、座席がフラットだから前の人の頭が邪魔になるし、人の出入りはあるし。ちなみに予告編のCMの一部がこの前のシャンテシネと全く一緒だった。上戸彩のオロナミンC→夫婦50歳以上だと2000円→化粧品のCMと見せかけたバイオハザード2。やっぱり東宝系だからか。
で、本編もおそろしくつまらなかった。評判はそこそこよかったから少しは期待してたのだが、やっぱりこういう映画はこうなのね、っていう。もうハリウッド映画はいいです。なんかもうめちゃくちゃ。ラブでアクションで友情で裏切りで復讐で等身大のヒーローでって、テーマつめこみすぎ。前作を観てないせいかもしれんが、なんでMJは別の男と結婚しそうになるのとか、なんで主人公はスパイダーマンの写真を撮ってるのに新聞社のおっちゃんやスパイダーマンを憎んでる親友は正体に気づかないのとか、なんで悪者はスパイダーマンと闘うんだっけとか、主人公はプライベートなことでスパイダーマンに変身しすぎじゃないとか、そもそもスパイダーマンは本当に強いのかとか、なんかつっこみどころありすぎ。世界観をまるごとすべて受け入れられない。そして何といっても、(これは評判どおりだが)MJがかわいくない。こやつがどうして女優になれるのか、主人公はどうしてそんなに好きになれるのか、まったくわからない。あと、ビルの間を飛んでるときの合成感も不適だったし、アップが多いっていうのも安易なカメラワーク。
ともかく、こんなに私がおもしろくないと思う映画も、割と多くの人の好感を買っているんだということを理解するためだけに価値がある映画。あまりにあまりだったので苦笑いしてしまっていた。