赤鬼 日本バージョン

hifie2004-10-19

観てしまいましたよ、また。前楽日。エリア指定の2列目。スタンディングオベーションもして。
小西真奈美も前回よりもずっと近くて息遣いも聞こえたし、野田秀樹も隣の隣の席に座るし、大倉孝二の飛び散るツバも見えました(それは前回も見えた)。
前回観た2日目と違った点というものをはっきりと指摘することはできないけれど、今回のほうが役者さんそれぞれの持ち味が自然にでてた気がします。野田秀樹などは気持ち疲れてるように見えるシーンもあったけど。ハネスは演技にメリハリがあって赤鬼としての存在感を増してたように思う。ただ最初の舟のシーンで落ちてたのは見逃さなかったぞ。大倉孝二は前回よりもかむ回数少なくなったし(笑)、お調子者の役をものにしてたと思う。小西真奈美はやっぱりかんばってた。ミラクルのコントみたいにカワイぶるコニタンも観たい、って思うほど、時に凛々しく時に繊細に演じてた。
ともかく、みんな生き生きと演じてて、わたしはパワー、エネルギーをもらいました。ありがとうございます。ささやかですが感謝の意をこめて、普段は買わないパンフレットを買いました。
パンフを読んでみると、この「赤鬼」という演劇が伝えようとしていることを考えさせられました。特に日本版は展開がスピーディに感じるから、その裏で実は多くの深い意味があったことを改めて感じました。これからこのパンフを読みつつ、ロンドン・タイ・日本の舞台を思い出してみたいと思います。
終演後には、美術担当の日比野克彦を見かけました。なんかの写真でみたとおりの人だった。