いぬのえいが

hifie2005-04-13

錦糸町シネマ8楽天地。800円で買った株主優待券で観た。
笑ってしんみりして気楽に観られる映画だった。テレビによく出てる有名人が多く、それぞれのキャラクタがすぐに理解しやすいのはオムニバス映画に合ってたと思う。
天海祐希の一人暮らしっぷりや女々しく泣いてるところにぐっときた。どこかで観たことある子役(セカチュー柴咲コウの少女時代=菅野莉央さん)と思ってたら、大人になって小西真奈美になってた。この映画中で数少ない、犬と画面に映らない役。
犬がメインなのでほのぼのムードの中、めちゃかわいいアニメが意外にシニカルな展開になっていった。家庭でいらなくなった犬を回収して、工場でみんな同じ顔したかわいい犬に再利用させるというもの。他とは異なるトーンで、安易にブームに乗って犬を欲しがることを牽制して、飼い主の愛情の大切さを訴えている点がよかった。
他でも評判の「ねえ、マリモ」は予告編で何度も観てたから期待してた。なかでも宮崎あおい視点の語りからマリモ視点の語りになったときにちょっとうるっときた。文字だけ映すというのは、観客それぞれの個人的体験を想起させ効果的だと思う。