後日談

宿は素泊まりなのでとっとと出発してセイコーマートへ。朝食にお弁当を食べ、途中で飲むポカリやチョコを仕入れる。もちろん乾電池も忘れずに。そっからは美幌峠アタック。標高490mしかないので全然ハードな登りじゃないのだけど、久しぶりのせいかぼろぼろ。というか自転車もぼろぼろ。そもそもフロントディレーラーは出発前に動かないので外してたけど、峠を走ってるうちにリアディレーラーがスポークに挟まる。なんとか復帰するもチェーンのつなぎが悪くて漕いでてもがちゃがちゃ音がする。それでもようやく登りきる。
峠の休憩所が道の駅になってるのでスタンプを押す。そして展望台へ。さすがに景色はいい。屈斜路湖が眼下に見える。引き返してきて自転車をいじってると、いかにも大学のサークル軍団な人たちが到着。トランシーバで連絡とりあってる。この美幌峠の休憩所で売ってたTシャツがすごく気になった。背中に大きく「風」とか「旅」「北」「道」とか書いてあるTシャツ。そのときも欲しいかもと思ったけど荷物になるし、空港とか別の場所で売ってるから買わなかった。ブランド名も忘れてしまったし、あれはどこで買えるのだろうか。
峠を降りると、ぽつぽつと雨が。そんなあと思いつつ、ゴアテックスのレインジャケットを着てたし、リュックサックにはレインカバーがついてたのがよかった。チェーンの具合がよくなったにも関わらず、向かい風でよろよろしながら、道の駅「摩周温泉」へ。
道の駅よりも最大の目的はスープカレーのお店「辻谷商店」に行くこと。3年前にたまたま見つけた時にすごくおいしかったので、また行きたかったのだ。ところが店に入ると人がたくさん。聞いてみると順番待ちの名前リストが4,5組並んでた。これを見た瞬間にちょっと萎えてしまい、店を後にする。で、そばのお店でえぞしかバーガーを食べる。そして今日の宿泊地決め。この時点で網走は雨から曇りに変わってたのだけど、そんなに時間もなかったので予定より手前だけど網走にも釧路にも行ける、川湯泊にすることに。
そうするとまっすぐ宿に行くには時間があるので摩周湖に行くことに。既に2回、川湯側からも弟子屈側からも登ってたので事前の計画には全くなかったのに。まっすぐでだらだらした直線の後の急斜をちんたら登って第一展望台へ。着た甲斐あって、3度目にして摩周湖が湖面も島も向こう岸もくっきりと見える。それまでの印象と違って、然別湖みたいな静けさ・神秘さ・透明性が感じられてちょっと感動。第三展望台には鹿がいた。急傾斜を下りて風をきって寒気もしたのだけど、「くりーむ童話」に行ってジェラートを食べる。摩周湖上るときに「摩周湖のあいす」でもジェラート食べたけど、ミルク度合いがくりーむ童話のほうが濃い。
宿について近くの温泉に入る。宿の夕飯は串焼き。同部屋の人と旅話をしたり、主人の話を聞いたりして過ごした。