ゆれる

アミューズCQN。上演の2時間半も前にチケット売り場に行ったのに、空いてる最後列が前から5列目のはじっこってどういうこと?次は前から2列め。
オダギリジョー主演。田舎の故郷を離れ、東京でそこそこ売れっ子カメラマンとして忙しく自由な生活をしている。母の法事で田舎に帰る。兄は独身で父のガソリンスタンドを継いで真面目に働いている。幼なじみの女性と渓谷に行くと、彼女が吊り橋から落ちて死んでしまう。その横には兄がいた。兄は無罪か有罪か裁判で争われる…。
はじめは、無罪を信じる弟と諦観した兄という関係が、しだいに変わってく。兄は裁判の場で助けようとしていたことを主張し始める。弟は兄の言葉を聴き、複雑な心境へなっていく。
ずーっと飽きることなく引き込まれていった。検察官のキム兄がいい意味でいやらしく、(こんなところにも主演してる)田口トモロヲの裁判官とともに裁判シーンを色づくっている。まー、メインはオダギリジョーと「兄ちゃん」香川照之の演技合戦で、これは女子の心をつかみそうですね。
それにしても、映画をみると、直前のテンションっていうか、感情のレベルがリセットされる。映画の世界に入り込んでしまうから。