開放弦

hifie2006-07-17

渋谷パルコ劇場。ひさしぶり、と思ってたけど2ヶ月ぶりか。なんとなく生身の人間の演技に飢えてた。
G2の作品はじめてだけど、大倉孝二犬山イヌコナイロン100℃のイメージとは違って、叙情的な感じ。笑いやアイロニーを期待するものではない。正直うまくつかめなかった。
大倉孝二はいつもどおりのキレツッコミ役。単調になりがちなところに変化をつけられるのはこの人だけ。怒るなかに優しさが見えるんだよね。
京野ことみは女のふてぶてしさがでてて、イヤな役だった。「ショムニ」の頃のおどおど純情系から変わったなあ。
丸山智己NANAのヤス役)と水野美紀はフツウ。話的には主役なのに印象に残りにくい…。伊藤さんもね。
犬山イヌコは確り、固い。おおげさそうにリアクションして笑いを誘う演技は好き。河原雅彦は演技うまいの?
舞台ではあまり見られないような気がする、鮮やかな空と雲の背景が目をひいた。
「開放弦」って弦を押さえないでギターを弾くことなんだね(まんまだけど)。もうひとひねり欲しい。