知らなかったじゃすまされない

SOX法に対応したルールに則ってなかったって指差されたんだけど。つーか、そんなルール聞いたことないのにいつから適用されてるの？いつから、どの範囲で、どのようなルールなのかということをちゃんとアナウンスがないのに、守れるわけないだろうが。
あれか、うちは維持管理契約結んでないから本番サーバにアクセスするわけないし、ってアナウンス対象に入ってなかったのか。ならむしろ、アクセスした段階でアウトだろ。そんな仕事させてる上長が悪いのか。それとも、上長は明確に作業指示を出していないから、やった俺が悪いのか。それならもう、こっちからは何もやらんぞ。
ということを帰り道に考えてて、だんだん腹が立ってきた。メールで同報を宛先に含めて送ってやろうかと思ってたら、あることに気がついた。
「知らなかったじゃすまされない」ということもある。それは法律だ。
私たちは事前に何もアナウンスされていないのに、それに違反したら逮捕されて罰則を受けなければならない。それってよく考えたら不思議なことだな。
そういう意味じゃ、選挙で選んだ政治家が自分の代わりに立法権を行使しているから、関わっている、知らされているのかもしれない。でも、実際には選挙権を得てから作られた法律よりも、その前に成立した法律のほうが多い。つまるところ、人間は産まれた瞬間から、見えない・知らないロープに縛られていると言えるのではないか。
だとしたら、義務教育の中でしっかりとそれを教える必要があるんじゃないか。「社会科」の時間じゃ足りなすぎるし、「道徳」の時間で教えられるのは「法律」とは違うよね。
それともういっこ思ったのが、法律はどのように「アナウンス」されているんだ？「官報」に書いてあるのか。いや、むしろ、法律はどこにあるんだ？法律違反っていうけど、そのときに参照する「法律」はどこにどのように書いてあるものなんだ？法務省に原本があるのか。