遭難、

青山円形劇場。みたかった劇団、本谷有希子公演。日曜日行けなかったから当日券発売2時間前から並んだよ。見きれ席だけど、舞台にめちゃ近い。舞台の使い方的に上手側に座って正解。
中学校の職員室が舞台。2年担任の4人のみが旧校舎に移される。生徒の一人が自殺未遂を図り、その母親・仁科(佐藤真弓)が毎日やってきて担任の江國先生(つぐみ)を責めているからだ。同じ2年担当の不破先生(反田孝幸)が仁科をなだめる一方、里美先生(松永玲子)は理路整然と話をして追い払うことに成功する。そのようすを黙って見つめる石原先生(吉本菜穂子)…。
すげーなすげー。本谷有希子はやっぱりヘンタイだった。恥も外聞も全く気にせず、自分の行動の正当性を主張し続ける。他人の気持ちを想像することはできない。想像するのも自分だから。みんな本当はわかってる。人の気持ちを理解できないことを。
でもねー、観客が笑い過ぎな気がする。私の沸点が高いのかな。がははげらげらと笑ってたけど、私的には、くすりニヤリなんだよね。
そのわりには拍手は2回だけだよ。わたしはもっともっとたたいてもよかった。