ルワンダの涙

109シネマズMM横浜。ここ初めて。前は通ったことあるんだけど、一度は入ってみたかった。この映画、ここと六本木ヒルズくらいしか上映してない。日本初という映画館内のハーゲンダッツも思わず買う。甘い。座席は特に悪くない。ドルビーの機関車もでてきた。
この映画、六本木ヒルズはプレミアシート通常料金(正直惹かれた)だけど、11時から観る映画じゃないと思う。たとえ晴れ空に森タワーがそびえていても、暗い重い気持ちになってしまうだろう。はっきり言って全然「涙」はないよ、泣かないよ、泣けないよ。
ルワンダで大統領の旅客機が落とされたのを契機に、フツ族ツチ族を虐殺し始める。学校には平和"監視"活動のために国連軍が居を構えていて安全だからと、ツチ族の難民が押し寄せる。フランスからの援軍はヨーロッパ人の救助だけして帰り、国連も積極的介入(治安鎮火)を決断できず、国連軍は撤退する。イギリスから来ていた学校の教師は、初めは意気がっていたものの、学校の外の現実を知り、最後は逃げ帰る。
たとえばイラクへのアメリカの政治介入。あれは善いことのように見えないけど、国内のことには他国や国連は一切干渉しないほうがよいのだろうか。平和を監視する、維持する、構築するのは誰がどのように行うべきなのだろうか。今の日本の平和は?同じアジアの隣の民族との間で殺し合いが起きたら?
「ナタで殺されるならいっそ…お願いだ」「我々にはできない」