ディパーテッド

TOHOシネマズ錦糸町。マフィアに潜入した警察官をレオナルド・ディカプリオが演じ、警察に潜入したマフィアをマット・デイモンが演じる。さらにマフィアのボスはジャック・ニコルソン。お互いに潜入者がいることがわかり、スリリングな展開でぐいぐいとラストまで引き寄せる。
ジャック・ニコルソンが悪い人臭をぷんぷんだしてた。この人の前みた作品は「アバウト・シュミット」で、引退し哀愁感漂う老人だったからギャップありすぎ。主役二人もそこそこ悪そうに見えてた。ディカプリオのほうは警察官なんだから、もう少し正義感や優秀さがあってもよかった気がする。「ちんぴらあがり」だからあれでいいのかな。マット・デイモンは悪意はみえるんだけど微妙。二人とも難しい役だけどね。
いろんなサイトで書いてある感想「(特にFBIがらみの)展開がわかりづらい」「精神科医の女の存在が中途半端」「ラストがオリジナルのインファナル・アフェアとは違う」は、言われてみれば納得。アイリッシュの人種問題を背景にしたセリフがあちらこちらで見え隠れして、うまく真意が読み取れないのは残念。最後のは、ディパーテッド=死者って意味だからね。そして誰もいなくなってしまうわ。