それでもボクはやってない

hifie2007-03-15

テアトルダイヤ。上映終了間近にようやく、みた。前の回の客が長かったと言ってたが、全然そんなことなかった。最近途中でうつらうつらしてしまうことが多かったのだけれど、今日はずーっと集中して観続けられた*1。そういう意味で観客をひきつける力がとても強い映画だと思う。
映画はあえて(電車を見せることなく)主人公がパトカーで連れ去られるところから始まる。何が起こったのかわからずに、警察官からは脅迫まがいの言い方で責められる。拘置所の管理官もそうだが、何もこんな若い優男にする態度じゃないだろうにと思う。が、周りの人間の人相や様子をみるに、相手をみて態度を使い分けるより一貫して硬い態度のほうが楽なのだろうと納得。
役所広司が経験豊富で理想ある、実にかっこいい弁護士を演じてる。瀬戸朝香は勝気ある若手弁護士。小日向文夫がめずらしく、いやーな性格の裁判官。鈴木蘭々の元恋人役はあんまり冴えなかった。

*1:珍しくお昼過ぎまで目が覚めずに寝てられたからかもしれないけど