キサラギ

シネアミューズ。青。やっぱり傾斜なくて見づらい映画館。5列めでも前の人の頭が被る。予告編でも字幕が全然見えないね。
自殺したアイドルの一周忌に集まったファンの五人。次第に明らかになっていく、それぞれの正体と如月ミキの死の真相。
評判どおりにウケる作品。観客の反応もよかった。けど、「デブッチャー」とか「やすおー」とか声あげるなよー。みんなわかってるって。
賛否両論あるみたいだけど、最後に如月ミキが顔出ししたのはよかったと思う。あれだけ話題をだされると、すごいトップアイドルのように思えてしまうけど、「ファンは家元だけ」っていうセリフがある。そこんとこ違和感を感じてしまったのだけれど、実写をみてうなづいた。みごとなD級アイドルっぷり。
あれだけ大騒ぎしたアイドルが「なんだ、こんなもんだったのか」と大いに落胆させてくれる。今までのやりとりが馬鹿馬鹿しくなってくる。最後に翌年のシーンが挿入されるけど、「いまだにやってるのかよ!」とつっこみを入れたくなる。周りが見えないアイドルオタクを皮肉ってるようにすら思えてくる。
終盤意外なシーンでちょっとグッときた後に、中途半端なプラネタリウムで終わるのは微妙だったので、このエンディングはとてもよかったと思います。