ブラインドネス

hifie2008-11-22

TOHOシネマズ錦糸町。初日。フェルナンド・メイレレス監督作品ということで期待していったんだけど、微妙。
突然、人々の眼が見えなくなり、それが感染する病気が流行る。初期感染者たちは隔離された施設に収容される。
他のブログにも書かれるけど、閉じ込められた極限状態にいる人の狂気を描く作品として「ミスト」を連想して、比較してしまう。
原作のエッセンスだけをとってるせいか、淡々とストーリーが進んでしまう。「ため」というか、「前振り」みたいなのが欲しかった。食糧のために金銭や女性を要求されるところでも、少し逡巡して結局言いなりになり、しかも1回で終わってしまう。だんだんとエスカレートしていく感じが弱い。
唯一「見える」女性もあんまり活躍しないような。実際のところは、目立たないようにすることが生きる道なのだろうけど、お話としてはバレる展開にすべきでは。
そして久しぶりに見たガエル・ガルシア・ベルナルは、やっぱり脱ぎ役というか汚れ役だった。