スイートリトルライズ

hifie2010-04-04

渋谷シネマライズ。日曜最終回の1000円で鑑賞。ここでしかやってない映画が多いせいか、最近このパターン多し。
江國香織原作の映画化で「ストロベリーショートケイクス」の矢崎仁司監督、中谷美紀主演という3要素にひかれてみてみた。けど予想どおり、男には理解が難しいような映画だった。
ともかく中谷美紀が怖い。夫にですます調で話しかけ(しかも所々中途半端に)、本心がどこにあるのかわからない。加えて池脇千鶴がウザイ。明らかに顔つきが太ってるし、あんなふうな見え見えのセリフいうやつがどこにおるか。夫の大森南朋も部屋に鍵をかけて大音量でゲームするという設定はあれだけど、なんかスーツ姿がかっこいいというか共感した。
それにしても、じゃがいものソラニンの話がでるとは。宮崎あおいソラニンもじゃがいものあれのことか。
改めて考えると、この映画は扉がテーマだと思う。窓は透過性のある扉。オープニングで妻は窓の外から、窓を磨きながら夫に「おはよう」と言う。夫は自室の扉に鍵をかけ、妻は自らはそれを開けようとしない。妻は不倫先の男の部屋の扉を開け、夫の不倫相手はベランダから入ってくる。妻は玄関の前で夫を待っていたが、エンディング間近では家の玄関の外の階段で待つ。そしてラストでは二人揃って玄関を出る。