2番目、或いは3番目

hifie2010-07-03

下北沢・本多劇場ナイロン100℃公演。
ディストピア的などこかの世界で、「より大変な町を助ける」ために歩く5人。着いた町は確かに荒廃していたが、想像に反して住民は笑顔をみせるなど各自それなりに確かな生活をしていた・・・。
まずは緒川たまき。ケラと結婚したんだよな、と。そのおかげか、客演じゃなく劇団員といってもいいくらいに、すっかり独自のキャラを確立してた気がする。最初の場面ではボケ役で雰囲気をひっぱってた。
町に着くと、犬山イヌコ松永玲子の姉妹が迎える。さらに大倉孝二のおじいちゃん。ここはナイロンの鉄板で間違いない。この人たちの演技を見なきゃ損した感じになるくらい期待してたところ。
前後してオープニング映像も相変わらず小演劇ぽくないかっこよさ。これも毎回の楽しみのひとつだね。浮き上がってくるような照明と役者さんの組み合わせ。
ケラblogに書かれているように、今回は笑いが多かった気がする。暗い世界観と対比させるようなユーモアの明るさ。そのぶん、ストーリーというか主題が見えにくくなった気もしないではないけど、私的には満足だった。