ルイーサ

ユーロスペースアルゼンチン映画。夫と娘を事故で失った中年女性が主人公。寂しさを埋めていた愛猫が急死し、仕事もクビになる。
そこで地下鉄の乗客から恵んでもらって稼ごうという発想がすごい。自分から労働はせず、他人からもらうことしか考えていない。しかも松葉杖やカードを買うという先行投資までしている。ブエノスアイレスでは結構みんな金をくれるものなんだろうか。
そういった(日本的感覚からすると)ある種の嫌な人間にも思えてしまうのをユーモアかつチャーミングに描き演じるところがこの映画の魅力。