黴菌

シアターコクーンケラリーノ・サンドロヴィッチ演出。先週に続き千秋楽公演。
終戦前後のお屋敷。脳医者の長男とその妻、作家で軍の偉い人の影武者の次男、遊び者の四男とその婚約者、病床の父の妾とその兄、屋敷のお手伝いさん、脳医者の元患者、脳医者の実験台となる夫婦が登場人物。
黴菌というタイトルだし、脳医者の実験とか患者とか、悲劇じみたブラックな展開かと思ったけど意外にマイルドな話だった。
役者陣がこれでもかと豪華で、各キャラを生かす脚本と、それに応える演技。2階建てで雰囲気ある舞台装置と、驕奢な衣裳。いつも通りの長丁場だけど飽きずに楽しんでみられた。