人月の神話

フレデリック・P・ブルックス著。ISBN:4894716658
ソフトウェア開発に関する古典的名著。1975年の原著をもとに1995年に増訂出版された。
ブルックスの法則「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加はさらに遅らせるだけだ」と、銀の弾などないー技術においても管理手法においても、それだけで十年間に生産性や信頼性と容易性での飛躍的な改善を一つでも約束できるような開発は一つとしてないーという二つの命題を中心にソフトウェア製作時のマネジメントの難しさを説いている。また、アーキテクチャが(インプリメンテーションと同様に)大事だ、という主張は「誰のためのデザイン?」のノーマンに通じるものがある。
この本も数年後に読み返す価値のある本だと思う。