読書

クラウド セキュリティ&プライバシー

クラウド セキュリティ&プライバシー ―リスクとコンプライアンスに対する企業の視点 (THEORY/IN/PRACTICE)作者: Tim Mather,Subra Kumaraswamy,Shahed Latif,下道高志(監訳),笹井崇司出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2010/06/12メディア: 大型本…

技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか

妹尾堅一郎著。イノベーションはインプルーブメントとは違い、事業モデル自体を変えるものである。コア技術のオープン/クローズ戦略について知財マネジメントを駆使し、協業型技術開発×分業型普及を考慮することが大事。技術力で勝る日本が、なぜ事業で負け…

悪人

吉田修一著。映画の原作本。 清水祐一は映画ほどとげとげした印象がなく、馬込光代は映画ほどキュートでない印象。それも相まって、祐一と光代の純愛もの風だった。 映画や小説を読む前は「殺人者と逃亡する話」で、倫理観を問うようなテーマかと思ってたけ…

ソフトウェアライセンスの基礎知識

可知豊著。IT監査に続いてライセンスまわりもちょっと興味があって、本を買って読んでみた。 知りたいようなこと、オープンソースとは何かや、GPLとかなんとかライセンスとかコピーレフトとかについて、わかりやすく解説してある。ソフトウェアライセンスの…

完全図解 財務報告のためのIT統制その進め方と評価

石島隆監修。昨日の本を補足するために、中古で買った本。こっちのほうが監査のことばや概念について一通りさらって説明している感。だけど面白みがない。完全図解 財務報告のためのIT統制その進め方と評価作者: 藤田立雄,石綿勇,石島隆出版社/メーカー: 同…

IT内部統制ケースブック

あずさ監査法人IT監査部編著。担当するシステムの監査対応があまりにもアレなので、IT監査ってどういうものなのか知りたくて手に取った。この本自体は具体的な監査指摘事例がたくさん載っており、面白いしためになる。 だけど結局のところわかったのは、やっ…

G-CLOUD Magazine

AWSやEucalyptus、IIJ GIO、Hadoop&Cassandra、Azureとクラウドのいろんな技術をちょこちょこ紹介する雑誌。趣向としては、みてわかるクラウドマガジンとほぼ一緒。G-CLOUD Magazine作者: G-CLOUD Magazine 編集部出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2010/…

Googleクラウドの核心

ルイス・アンドレ・バロッソ、ウルス・ヘルツル著。The Datacenter as a computerの翻訳本。原本もダウンロードして、iPhoneに取り込んで、印刷までしたけど読み切っていなかったので待ちに待った本。GOOGLEクラウドの核心作者: ルイス・アンドレ・バロッソ…

わが国金融機関への期待

富永新著。元・日銀のIT部門にいた人が書いた、金融機関のITリスク管理の本。 IT障害をゼロにすることは難しいしコストがかかりすぎるから、「IT障害前提社会」に向けて復旧対策や事業継続管理(BCM)をしっかり行おうという主張。 攻めと守り、スピードとク…

家日和

奥田英朗著。「イン・ザ・プール」の伊良部のようなキワものは出てこず、ごく普通の家族と家をテーマにした短編集。 特に家事についての描写が丁寧。家日和 (集英社文庫)作者: 奥田英朗出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/05/20メディア: 文庫購入: 4人 ク…

人を動かす

デール・カーネギー著。「いいこと」がたくさん書いてあるけど、まとめると「他人の立場にたってものを考える」ってことかな。ハンディーカーネギー・ベスト (3冊セット)作者: ドロシーカーネギー,デールカーネギー出版社/メーカー: 創元社発売日: 1986/11…

走ることについて語るときに僕の語ること

村上春樹著。ハーフマラソン前日に読み切るという、時候を得た読書。 村上春樹が月に300kmもジョギングしたり、毎年フルマラソンに出場したり、ウルトラマラソンやトライアスロンも完走するような人だとは知らなかった。そもそも彼のエッセイ自体ほとんど読…

大規模サービス技術入門

伊藤直也、田中慎司著。はてなのインターンへの講義を元にした大規模Webサイトを支える技術の本。いろいろと示唆を与えられ、考えさせられた。 前半パートでは、「課題が本質的になるにつれ理論が重要」というメッセージが印象的。それもある程度以上の規模…

告白

湊かなえ著。告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)作者: 湊かなえ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2010/04/08メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 1,085回この商品を含むブログ (483件) を見る

クラウド大全 第2版

日経BP社出版局編。章ごとに著者が違って、内容のレベルが違う。いくつかクラウド本を読んだ後だとあんまり新鮮味がないかも。 「サーバークラウドとスケールアウトクラウドは別物」という内容のところが一番よかった。確かに仮想化は前者で、後者とは違う要…

Webを支える技術

山本陽平著。WebのアーキテクチャスタイルとしてのRESTの説明がわかりやすかった。あと、郵便番号検索を事例にしてのURI設計も。こういう、実装の基となる考え方を説明してくれる書籍をもっともっと読みたい。Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST …

サクリファイス

近藤史恵著。佐渡ロングライドの帰りのバスとフェリーの中で読む自転車小説。自転車ツアーのしくみがよくわかったし、主人公の感情の描写もうまかった。この人の小説はまた読みたい。サクリファイス (新潮文庫)作者: 近藤史恵出版社/メーカー: 新潮社発売日:…

終末のフール

伊坂幸太郎著。終末のフール (集英社文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/06/26メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 75回この商品を含むブログ (343件) を見る

ライ麦畑でつかまえて

J.D.サリンジャー著。 表題の意味は、主人公ホールデンが話す「なりたいもの」。子供しかいないライ麦畑で、崖から落ちそうな子供を捕まえて助ける仕事をしたいと。その前段として、「世の中に起こることが何もかもいや」「うんと好きなものがない」という話…

クラウドAmazon EC2/S3のすべて

並河祐樹、足立輝雄著。TISの社内ベンチャーSonicGardenの人が書いたAmazon EC2本。「今」のAmazonクラウドのサービスが実践的に記されている。これをみてAmazon Web Servicesを使いこなそう。クラウドAMAZON EC2/S3のすべて (ITpro BOOKs)作者: 並河祐貴,安…

Linux-DBシステム構築/運用入門

松信嘉範著。この人のMySQL本はとてもわかりやすく、かつ勉強になる。 前半はHeartbeat+DRBDによる、オープンソースによるクラスタシステム構築の解説。フリーで使えるので興味あったところ。自分でも試してみたい。 後半はデータベースのパフォーマンスにつ…

『罪と罰』ノート

亀山郁夫著。「罪と罰」の解説書。『罪と罰』ノート (平凡社新書 458)作者: 亀山郁夫出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/05/16メディア: 新書 クリック: 9回この商品を含むブログ (15件) を見る

罪と罰

ドストエフスキー著、亀山郁夫訳。全3巻。 「カラ兄」を読んだらこれも読まねば。1巻の発売時からマークしてたけど、全部発行されてから買う、と我慢してた。 そして片道25.5+2時間の船旅。これは旅のお供に必須でしょと思って持ってった。 確かに大作ではあ…

砂漠

伊坂幸太郎著。大学生5人の入学から卒業までのおはなし。恋愛ざたや暴力ざた、そして麻雀と実に大学生らしい。 伊坂作品らしくなく普通の展開だったので、ちょっと拍子ぬけ。砂漠 (Jノベル・コレクション)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 実業之日本社発売…

ホノカアボーイ

吉田玲雄著。帰りの那覇空港で買って、機内と京急で読み終えた。 ハワイ島のホノカアという町の映画館でバイトをすることになった主人公の話。 ホノカアって実在する町なんだ。ホノカアボーイ (幻冬舎文庫)作者: 吉田玲雄出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 200…

イニシエーション・ラブ

乾くるみ著。合コンで知り合った女の子とつきあう鈴木の話。「仰天作」というけど、意外にネタは古典的なような…。イニシエーション・ラブ (文春文庫)作者: 乾 くるみ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/04/10メディア: 文庫購入: 55人 クリック: 588回…

さまよう刃

東野圭吾著。主人公の男は、一人娘を強姦後に殺され、その犯人のうちの1人を殺し、もう1人も殺そうと追跡する。 復讐もまた犯罪であることがわかっていながらも、少年犯罪への少年法の適用に不満を持つ男。同様に、わかっていながらも、男に同情してしまう社…

空ばかり見ていた

吉田篤弘著。タイトル買い。あと、祖父が床屋だったから「流しの床屋」という主人公も気に入った。 とはいえ、それぞれの短編の中で、この床屋さんは主役であることもあれば、脇役で登場することもある。ちょっと変わった人々の物語。空ばかり見ていた (文春…

システムはなぜダウンするのか

大和田尚孝著。「プログラムはなぜ動くのか」から始まる、なぜなぜシリーズ。本屋に平積みされてて、テーマ的に障害とか信頼性とか基盤ぽくって買った。 たしかに前書きにあるように「なるべく多くのダウン(障害)を経験する」ことの代替として本書を読んで…

まほろ駅前多田便利軒

三浦しをん著。まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/01/09メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 196回この商品を含むブログ (276件) を見る