いま、会いにゆきます

そして三軒茶屋シネマ2本目の「いま会い」。セカチュー観た直後だから似てる箇所が目立ったなあ。まず松尾スズキがでてくるところとか。セカチュークドカンなら、こっちは松尾スズキですかぁと。といっても他に印象あるキャラは、また優しい医者の先生役ですかとつっこみを入れる小日向文世と、「誰も知らない」で子供をほったらかす印象の強いYOUが小学校の教師やってるくらいですね。
なんか私的には途中までずっと話に入っていけなかったんですよ。死んだ妻がなんで生き返ってるの、なんで記憶喪失なの、それを夫と子はなんで受け入れてるのと、よくわからないうちに話が進んでいって。どんでん返しがあること自体は知ってたから、そこで真相がわかるだろうと観ていったんだけど、それまではなんか引っかかったままだった。
竹内結子は思ったよりかわいさ満開じゃなかった気がする。これは撮り方の問題かも。役的に憂いも必要なんだけど、恋愛シーンが少なかったかな。中村獅童はかっこよくはないけど、うまく演じてると思う。
で、澪が帰った後で巧が日記を読むところからですね。話が見えてきておもしろくなるのは。話は理解できるんだけど、辻褄合うわけじゃなくファンタジー系だったのね。ちょっとなあ。セカチューが台風ならこっちは梅雨の雨だけど、それが澪の何かとつながってて欲しかったなあ。なんで梅雨の季節にやってきて、梅雨が終わると帰るんだろう。
結局、事故で寝てる間に未来を見た澪がそれでも巧(と将来産まれるであろう佑司)に会いに向日葵畑に行くところがクライマックスでそれは心を揺さぶられた。でも最後の最後でわかっても、そこまでの話の組み立て方や演出が私にあんまり合わなかったな気がする。
そんな感じでバレンタインデーも近いことで純愛気分になりつつ映画館を出たのでした。