マシニスト

hifie2005-02-20

シネクイント。時間が余って30分前に行ったけど、まあまあ混んでたからよかった。マイ枕を持ってったら1000円だからリュックに入れようかと思ったけど、さすがにやめてしまった。両隣が2人ともベルギービール飲んでた。女の子なのに。なんで。
思ったより「眠らない・眠れない」ことが強調されて描写されてなくって、ちょっと肩透かし。やっぱり私も子供の頃「眠れない〜このまま眠れなかったら・・・」っていう経験はあるから、そういう不眠症の精神状態を描いた映画なのかと思ってた。そしたらセリフの中で「1年間眠ってない」って言っただけ。
結局のところ、そういう「眠れないきっかけ」から「極限状態」までの間はオチとも関連してて描いてないんだよね。それで『「極限」を超えた日』から映画はスタートするんだ。
今回もいろんな人の日記見てなるほどーって思ったけど、私が気になったのは、手を洗うシーンかな。何回も自分の手を洗ってるし、バスルームのタイルの溝もこすってる。すごく潔癖症でメモを冷蔵庫に貼ってたりするから、きっとA型なんだろうな(笑)と思った。それはつまり、罪の意識も流したかったんだろうね。
途中で主人公が精神も行動も異常になって、現実から離れちゃった感が見えると、観てる側も映画からちょっと離れちゃうのが残念。それまではいちおう主人公の目線で観てきたのが、なんでミラーの家に押しかけて喧嘩売ってるのとか、どうして車に轢かれてまでして赤い車の持ち主を探さないといけないのとか、わかんなくなっちゃう。
クリスチャン・ベイルはがりがりで気持ち悪かった。この体つきと演技だけで観る価値あるわ。