人体の不思議展

hifie2005-02-23

もうすぐ終了だというんで、仕事帰りに行ってみました。東京国際フォーラムの一番東京駅寄りのところ。
平日夜だというのに人はいっぱい。老若男女、子供も外国人も。
子供の頃にこんな印象的なもの見ると、後々まで記憶に残るのかな。私も小学生の時に見てたら医者を志してたかもしれない。
外国の人が来てるのを見て、ちょっとだけ誇らしい気持ち。だってやっぱり自分達日本人も感心してて、外国人も感心してて、そういう万国共通に感動できるコンテンツをだせるってかっこいいと思う。それこそWebで見れたらいろんな国の人が楽しめる。ただし今回の展示に英語併記されてなかったのは残念。
ともかく、それでも展示順さえ気にしなければ、空いたスペースができるからいいけど、週末はたいへんなことになりそうだ。
肝心の感想ですが、「生きてた」体というのが衝撃的。標本の「作り方」も書いてあり、何段階にも分けてちょっとずつ濃度を上げた薬品の「お風呂」に入れていったり、気圧を上下させたり、ものすごい手間と時間をかけて、その上で切ったり張ったりして大変な労力です。
筋肉の筋を見ると、鶏肉みたいだなあなどと不謹慎な考えが浮かぶのだけど、全くもって気持ちいいものではない。えぐいよ。もろ見えだもん。胎児の標本なんかは別の意味でもやばい。
この標本たちの「からだ」には昔は「こころ」があって、心臓が動いて生きていた。それがいつの日か止まり、消えてしまった。どこへ行ってしまったの?
生きてるって不思議です。