LAST SHOW ラストショウ

パルコ劇場。急にチケット入手したので久しぶりに観劇。長塚圭史演出はピローマン以来。あれは苦暗い物語でわりと好きな作品。
これは駅のアナウンスをBGMに始まるように現代的で現実的な話。…だったのが、どこからか、どんどん崩れていく。どこまで現実的でどこから外れているのか。笑えるシーンは多々でてくるけど、それが論理だってるというか、「確かに」という状況なんだよね。非現実な状況で、現実的なつっこみが入るシニカルさというか。
家族愛、夫婦愛、動物愛とハートに迫る感情が題材だけど、現代劇である分「ピローマン」より痛々しい。エグイ、グロイ。
役者さんはみんなとてもよかった。永作博美は自虐的だけど、かわいかったし、がんばった。
帰りにロビーに長塚京三の姿があった。「おやじじゃん」