北海道1日め

数日前に天気予報を見たところ、道内全域が雨。しかし、よく見ると雨でない場所があった。道北・稚内。前回は礼文が中途半端だったので、それでもいいかと目的地に決める。
けど、問題は交通手段。スカイメイトで半額になるエアドゥは旭川までしかでてない。そっからJRの特急で移動するのと稚内空港までANAで行くのとどっちがいいか。いろいろあれこれ検索して整理した結果、「株主優待券を買ってANA」に。
そんなことで、持っていくモノと情報をうんぬんしてるうちに出発前日の夜は明けそうになる。朝一の飛行機に乗るために、朝早くから開いているチケットショップは、と探してはいたものの、少しだけと寝てしまうとやっぱり起きられない。お昼くらいでいいやとあきらめて、起きて、またウェブを見て、上の2行だけ書いて出発。
後ろにしか荷物を積まないので、バランス悪いかなと思いつつ、東京駅までこぐ。たいしてスピードは変わらない。品切れを懸念してたけど、無事大黒屋でゲット。そのときに店員から「予約してないけどダメじゃないですか」と。そんなことないだろと思うものの、後に別の意味で実感。
購入してから初めての輪行だったので、少々手間取るものの、時間はあるのでしっかりと梱包。バス乗り場の前の北海道物産ショップで、早くもこの旅最初のアイスを食べる。そしてバスに乗り込む。
なにげなく携帯で天気予報をチェック。ここで今回の旅行の運命が変わる。すっかり雨だと思ってた、道内の天気が曇りから晴れに変わってる。週末まで天気は悪くなさそうだ。あわてて飛行機の時間をチェック。ちょうど旭川行がある。普段は優柔不断なくせに、こんなときだけ即決。バス乗る前は稚内行くつもりが、降りる頃には旭川。どっちもANAだからターミナルが一緒で良かった。
ほんとはエアドゥとの共同運航だから、AIRDOスカイメイトが使えたにも関わらず、保険証を持ってこなかったという失敗のため、購入した株主優待券でANAとして乗ることに。余裕かと思いきや、結構時間ぎりぎり。しかもなんとキャンセル待ち。搭乗案内はXXXカウンターにて、どこ?そんな場所ないよ?と思って尋ねてみると、手荷物検査の奥だと言う。じゃあ預ける荷物はどうするの?と訊くと「乗る飛行機が決まってないから預けられません」。確かにそうだけど。
で、預ける荷物を持ったまま手荷物検査へ。「危険物は持ってないですか?」「はい」ピーーーーー。「その荷物(サイドバック)明けてください」「あっ」タオルにくるまれた、むきだしの包丁。「これは何ですか?」「キャンプで使う包丁ですけど、キャンセル待ちなので預けられなくて・・・」しまいには「誰かと一緒?」「ひとりです」「免許証とか身分を証明するものは?」「ありません(即答)」結局名刺を見せることに。
確かにね、Tシャツとジャージで、年齢不詳・身分不詳な男子が包丁持ってちゃ危ないですよね。でもこっちにも事情はあるのです。だんだん面倒になってきたので、(包丁くらい買えばいいので)「空港預かりにする」と言ったり、内心では「旭川をキャンセルして稚内にしてもいい」と思ってたのですが、空港係員の人たちの使命感でみんないろいろ私のためにがんばってくださり、どうにかこうにか乗れました。ご迷惑をおかけしました。