ナイロビの蜂

hifie2006-06-03

TOHOシネマズ錦糸町。めちゃくちゃ面白い映画「シティ・オブ・ゴッド」の監督の最新作。今度の舞台はアフリカのナイロビ。
湖で倒れた車を斜めのアングルで映す、最初のシーンで惹きつけられた。アフリカの風景、村の人々をダイナミックに映してる。社会問題、ミステリー、ロマンスいろんな要素がある、とても壮大な映画。
主人公の妻のテッサがセクシーでまっすぐで魅力的。なのに疑いの目を向けてしまう。死後にようやくわかっていく夫。寝起きを映す妻の動画に心揺さぶられる。そして変わっていく主人公。何十キロも離れた村まで歩いて帰る村人を車に乗せるのに反対する主人公が、強盗に遭った村から脱出する際にヘリに子供を乗せようとする。「今この子供を助けられるじゃないか」と。それは前のシチュエーションでテッサが言った言葉。ここで二人は想いが重なりあう。
だけれど、現実は自らヘリを降りる子供。
やっぱ、この監督の映画はすごいよ。