ストロベリーショートケイクス

hifie2006-09-30

シネアミューズEAST。赤いほう。前日にサラリーマンNEOをみてて中越典子が気になっていろいろみてたから。「ねぇあたしってさあ、もう女として終わってる?じゃあ魅力感じる?」から低い声で「て言われたらどうする。」までの流れが最高。
ともかく、映画は池脇千鶴中村優子中越典子、岩瀬塔子の4人が同世代の女子の日常を演じる。これは恋愛らばーな女子に共感をもって受け入れられそう。
秋代はデリヘルの仕事してるけど、ずっと好きな男友達がいる。けど彼には彼女がいることがわかって、でも、だから、一度だけ寝る。そして彼の子を宿し、仕事を辞めて故郷に戻る。「楽しいって大切なことですか。」せつないねぇ。
ちひろはお茶汲みOLで彼に尽くすけれども、うざがられる。自分の誕生日にも、彼には仕事で会うのを断れて、セフレに顔射される。同居してる塔子が自由に生活しているように見えてうらやましい。結局、彼から「別れよう」と言ってもらうように迫る。「ここで私は年をとるのかな」と故郷に帰る。せつないねぇ。
塔子は過食と嘔吐をくりかえして絵を描く。自分もなにもかもを殺したい、死にたいと思いながら絵を描く。出版社の若い編集者が自分の絵をなくすと「号泣して謝れば、私の絵を大切にしてるようにしてくれれば、私は何枚だって絵を描いてやるよ」。せつないねぇ。
里子はしがみついてまで別れたくなかった男に捨てられ、「恋がしたいです。スペシャルな人のスペシャルな存在になりたいです。」せつないねぇ。
ところで、塔子って原作者、魚喃キリコ(なななんきりこ)が演じていたんだね。きりきりっていうか、きれきれっていうか、不思議な存在感。