東京都写真美術館

hifie2006-10-07

今日も会員証を忘れてしまった。もちろん、それでも引き返しはせずに鑑賞する。
2階。石内都mother's展。実は今日は朝から母が来て、久しぶりにいろいろ話して、ランチ食べての後だった。タイミングよし。だけど展示は淡々としてて、でもやっぱりその存在をかみしめさせる。特に口紅の写真がその使用者を想像させた。
3階。HASHI(橋村奉臣)展。入口付近に本人がいる。ギャラリートークの後だったのだろうか。順序を間違えたかもと惜しい思い。特に前もってこの人の作品をみてたわけじゃない。入ってすぐにノックアウトされた。これはすごい。降参。お手上げ。こういうものを見せられたら参ってしまう。写真の世界は奥が深いというか、可能性を大きさを改めて感じる。また、その感嘆は、記録する側だけのものでなく、記録される側である自然の世界、私たちの日常の世界にも等しくあてはまる。
高性能なフラッシュと高速度なシャッターを使ってるんだけど、くっきり、ばっちりとフォーカスがきまってる。すごく気持ちいい。動きがあるのに静止してる。時を止めるかのような。というか実際に写真は時をとめてるのだけれど、普通の写真ではそれが中途半端であったことに翻ってきづく。本当にやられたと思う。