ラストキング・オブ・スコットランド

hifie2007-03-28

TOHOシネマズ川崎。プレミアスクリーンのレイトショー。前の席との間がすごく空いててゆったりで、リクライニングもする。そしてまた鷹の爪団の予告ムービーをみる。
アフリカのウガンダの村に医師としてやってきた主人公が、大統領の主治医兼アドバイザーになる。クーデターで権力を得た大統領は自分自身もまた命を狙われていると考え、誰も信じられない暴君を演じる。
この主人公はスコットランド出身で、イングリッシュに対して敵対心とは言わないまでも同胞とは違う感情を抱いていると描かれてた。で、この若者は、他人の忠告を聞かなかったり、大統領の夫人と寝て孕ませちゃったり、見当違いの密告をしたり、よくよく考えたらいずれも軽卒な行動。アミン大統領じゃないが「この国になにかいいことをしたか?」と聞かれるのももっともだ。ただ、唯一アミン個人に対しては自身や息子の病気を治したりいいことをしてるのに。
やっぱりみどころは大統領の傍若無人さと政敵からの暗殺への過敏さや、主人公が「とんでもない状況に巻き込まれて抜け出せなくなった」ことを体感するところかな。ラストの方は力が入って、見終わるとだいぶ体が熱かった。