CNET Japan編集部の永井美智子記者

hifie2007-05-10

CNETにニコニコ動画モバイルの記事が出ていた。

フォトレポート:ニコニコ動画(γ)モバイルを使ってみた - CNET Japan

なんというか、CNETは自分的には、現・はてな梅田望夫を中心とした有識者のブログがあったり、海外の翻訳ニュースが印象にあり、ちょっと硬派な印象があった。なので、写真付きでニコニコ動画モバイルを紹介するとは意外。
で、よく見ると書いた人が女性であり、この人をgoogle検索するともっと意外な記事を発見。

世界一分かりやすい「モバゲータウンが儲かるしくみ」 - ZDNet Japan

携帯サイト「モバゲータウン」の紹介記事なのだが、動画である。「モバゲータウン」についてはよく知らなかったのでそれはよかった。けど、これって動画の意味あるの…?はてブでは好評なようだが、私には完成形のチャート図1つと説明文さえあれば良い気がした。モバゴールドをあんなにちょこちょこ動かさなくても…。


これは明らかに、こちらの記事で指摘されているように、ITmedia岡田有花に対する挑戦状である。
わざわざ本人のデスクを映し、部屋に入る直前で振り返らせ、さらに部屋の中にもカメラを仕込んで入室後に挨拶している表情を撮る、この(一見無駄な)最初の30秒を挿入していることが何よりの証拠。さらに始めにジャンプさせたり、こちらで書かれているように、わざとメガネを途中でチェンジし、ずり落ちを直してるカットを入れてるのは確信犯としかいいようがない。
ちなみにモバゲータウンについては、すでに去年の11月にユカタンが記事を書いている。

あなたの知らないインターネット:絵文字も空気も読めません 10代がハマるSNS「モバゲータウン」を28歳(♀)が探検した (1/3) - ITmedia NEWS

興味深いのはこのITmediaの記事では、体験型で画面キャプチャと文章を中心に構成しており、収益構造どころかモバゴールドということばすら使われていないことだ。一方、CNETでは動画を使い「儲かるしくみ」を説明しているが、実際のサイトの画は出てこず、ユーザ視点でのサイトの面白さは表現されていない。この点がイマイチと感じたが、実はITmediaと同じ記事にならないようにわざと視点をずらしていたのだ。
だからこそ、今回のニコニコ動画モバイルではITmediaの先手をうち、サービス開始翌日に記事にしたのである。しかも最後の写真(13枚め)のコメント一覧の日付を見ると、この写真を撮ったのは10日の午前1時半過ぎであることがわかる。(自宅かもしれないが)そんな夜中に…。
ITmediaでは一部を除いて顔出しをしていないユカタンに対して、登場時から*1メガネと口調でキャラをつかんだ永井美智子(愛称募集中)。最近とみにメガネもえになってきているので、ぜひともがんばってほしいものです。

*1:もっと以前から記事は書いてるけど