群青の夜の羽毛布

山本文緒著。人に借りた本。
主人公は厳しい母親に育てられ、大学を中退して家事手伝いをしていることから、強烈な劣等感の下で生きている。恋人ができるが、一家には他人に言えない現状があった...。
毛布にくるまるとか、坂の上にある家とか、メタファーなイメージが印象に残る。女性は繊細で、それでいて強いなあ。男であるところの私は、感情移入はできなかったな。

群青の夜の羽毛布 (文春文庫)

群青の夜の羽毛布 (文春文庫)