ザ・マジックアワー

hifie2008-06-08

TOHOシネマズ錦糸町。笑えるし、しんみりさせるし、エンターテイメント性の高い映画。三谷幸喜監督と脚本。
町のボス(西田敏行)の愛人(深津絵里)に手を出してしまった備前妻夫木聡)は、伝説の殺し屋・デラ富樫として売れない役者(佐藤浩市)を連れてくる。
キャラクターが皆、全員いい演技してる。あてがきしてるからだろうな。特に、ふかっちゃんがキュートでたまらない。踊り子のシーンとか、かわいすぎ。
それから、この町のセットがいい味出してる。雰囲気が独特すぎてリアリティがないくらいだけど、素敵な世界観を作ってる。
そして、映画が好きっていう気持ちが伝わってくる。売れない役者である村田が、自分の姿がスクリーンに映されたのを見るシーンとか、嬉しさが伝わってくる。
エンドロールでもキャストより先にスタッフの名前が出たり、「監督と脚本」もそのスタッフロールの中に目立たないように載ってたり、セットを作る様子が流れたり。村田のセリフの中に「みんなで映画を作るっていう現場が好きだ」みたいなのがあったけど、それがこの映画を象徴してると思う。