ぐるりのこと。

シネマライズ。すっげえいい映画だった。
リリー・フランキー木村多江の夫婦。幸せになりかけて、なれなくて。
妻は「ちゃんと」「しっかり」できない自分に苦しむ。でも、夫は法廷画家として、淡々と犯罪者の顔を描く。
リリーさんは最初から最後まで表情を変えず。私には裁判での仕事によって内面が変わっていくようには見えなかったけど、それはそれでよいと思う。ちょっとぶっきらぼうだけど、やさしいわけでも温かいわけでもないけど、穏やか。
木村多江も、精神的にきついときは暗い表情なのに、回復するととてもきれいでかわいらしく見える。演技うまいわあ。