東京都写真美術館

3階。ヴィジョンズ・オブ・アメリカ。ダゲレオタイプの時代から写真を通してアメリカの歴史をみる。ペリーが日本に来た時に撮った、日本人の初めての写真もあった。
きっとこの時代にとって、写真はとんでもないものだっただろう。人の記憶や印象でなく、「そのまま」を紙に残してしまうんだから。
そしてそれは例えば風景の美しさを、「行った人」だけでない、多くの人に実感させる。実感させればそれは共感になり、考えは行動につながる。
2階。今森光彦写真展。昆虫写真がテーマだけに普段よりも子供が多かった。でも、非常にキャッチー、人の眼を惹き付ける魅力がある写真だった。
そして、子供は昆虫が大好きでとても物知りということと、私のアンテナはそうでもないということに気づく。
地下1階。世界報道写真展2008。感想はいつも同じで、これらがたった1年前に地球上で起きてたってことが悲しい。暴力のない社会に産まれたことは、そんなにラッキーだったんだろうか。