母島皆既日食旅行3日目

いよいよ皆既日食当日。ははじま丸に乗り込み、皆既帯に向けて南へ進む。海上は多少雲があるものの晴天。
そしてついに食の開始。といっても、数分経つまで欠け始めたのはよくわからない。やがて、日食グラス越しの太陽が黒く染まってくる。そして三日月になった頃、デジカメでシャッター優先にして撮るとぶれずにキレイに写ることがわかる。
だんだんと太陽が細くなってくる。そして、周りもだんだんと暑くなくなって薄暗くなってくる。
皆既の瞬間。日食グラスに何も映らなくなり、外すとそこには黒い太陽と光の輪っかが。肉眼で見える。辺りは暗く、水星も見える。そして、ピカーっと輪っかが光り輝き、皆既は終わった。
たちまち辺りは明るくなり、みんなはよかったーと安堵と興奮のため息。また日食グラスの太陽が大きくなる。
昼食のお弁当を食べた帰り道、あと少しで母島へ着こうというところで、イルカを見るというおまけも。しかも飛び跳ねてた。
港へ戻ってくると、そのまま山登りへ。島一番の乳房山に登る。ちゃんと観光協会に届けも出して。
道は思ったよりきつく、汗かきかき。そしたら突然スコールのような雨。木々のおかげであまり濡れないけど、強くなってきたので、東屋で雨宿り。
せっかくの頂上も雲で景色はあんまり。虹でも出てくれたらミラクルだったのに。
下りは雨上がりも合間って、いつものように滑りながら降りる。ところどころ、トカゲやらヤドカリやら生き物を見つけるけど、ガイドなしの一行にはわからない。残念。
夕飯は、同宿の人が作ってくれた冷麦と、宿の人が作ってくれたゴーヤーチャンプル。おいしくいただきました。
それからみんなでNHKの皆既日食特集を見る。よかったよかった。