インセプション

TOHOシネマズ錦糸町。『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督作品。あまり興味を持っていなかったのだけれど、一部で話題になってたので観た。
導入から夢の中の夢だか現実だか、よくわからなさがいっぱい。仲間集めのところまでは、東京やパリやアフリカといろんなシーンがあって楽しい。エッシャーの階段とか。
いざ作戦開始になってくると元妻のイメージとごっちゃになったり、死ぬとどうなる、戻るにはどうするという話もあり、ストーリーやルールがわけわかんなくなる。もう置いてきぼりであきらめて、なんとなく映像を楽しむことにした。舞台が雪山になると、装備のせいで誰が誰だかわからなくて、追われているんだか攻めてるんだかもよくわからない。まさしく監督のイメージ先行。
逆に考えるとストーリー構造が難解な分、芯というかメッセージはシンプルに思う。実は映画というものも夢みたいなもので、人々の深層心理に何かを植え付けるもので、それによって現実世界を少し変えるんじゃないかな。
アーキテクトの女の子、どっかでみたことあると思ったら、「ハードキャンディ」「ジュノ」に出てたエレン・ペイジか。