上野彦馬賞展

hifie2005-02-12

東京都写真美術館3F。この「上野彦馬」という人は坂本竜馬の写真を撮ったという日本で始めて写真を扱った人の一人らしいです。
今回一番印象に残ったのは高校生・中学生部門「上野彦馬ジュニア大賞」の「もう一人の自分」かな。眼の部分だけくりぬいた写真の切れ端を自分の眼に被せてる女の子の写真。この「眼」は本人のものなのか別人のものなのか、一見するとわかんないのがいいですね。見れば見るほどわかんないですね。
一般部門はインドやイラクなど外国の写真がいくつか目立ってたけど、個人的にはあんまりひかれないなぁ。もちろん題材の衝撃さや重さはあるんだけど、今この瞬間においてはちょっとした距離感を感じてしまった。
「幻の視線」っていう、普通の風景の中でドアやイスが飛んでるのが他に気になったかな。なんかが足りないというか惜しい気がした。