1.0【ワン・ポイント・オー】

hifie2005-07-01

シネセゾン渋谷。毎月1日は映画サービスデーで1000円。一番夜遅くにやってる映画を見た。「-less」同様、「SAW」と同じ線を狙ったサスペンススリラー。アパートの住人サイモンのもとに送られる空っぽの箱。それが原因でアパートの住人が死んでいく。
全体的に映像は陰影が印象的で、なにより「アパート」の映し方がかっこいい。結果的にはアパートの存在自体はあんまり事件に関係ないんだけど、途中までこのアパートが呪われてるんじゃないかと思うくらい、存在感があった。監視カメラやゴミシューター、ランドリーエリア、エントランス、すべてが絵になってる。
が置いてある床から見上げるようなアングル、ひもをほどく際のクローズアップなどカメラワークもところどころいけてる。そして、サイモンがプログラマーとして仕事をする際のスタイルもいい感じ。期限の時間に時計のタイマーをセットする。ヘッドホンで大音量の音楽を聴く。ミルクをかぶ飲みしながら、集中してタイピングする。
ストーリー自体は、サスペンスさもスリラーさもちょっと薄い気がしたけど、監督の演出っぷりはよかった。