天使の卵

TOHOシネマズ錦糸町。これはずいぶんとひどい映画。脚本も演出も音楽も悪い。なにより主演の市原隼人が悪い。セリフがみんな力強くぶっきらぼうに聞こえる。
ただでさえ、原作モノは小説と比較して情景描写に不足感を抱きがちなのに、語り手を夏姫にしちゃったから一人語りもできず、歩太の気持ちがますます見えなくなる。それに加えて、あの演技。
4年後のシーンを織り交ぜているのも効果が見えず、却って混乱する。音楽もわざとらしかったり特に共感するようなところはなかった。
小西真奈美が主演してなければ金返せと言いたいくらい。沢尻エリカは表情の豊かさではないところでいろんな顔を持ってる。