天使の卵
村山由佳著。あっという間に読めた。なんというか…まっすぐだ。さいきんは、ぐいぐいと力あるリアリティを持った長篇大作や、唸るような心地よいストーリー展開の小説を読んでたからあまりにさわやか。この話には3つの死があって、それぞれに悲しむ姿が描かれるのだけれどそれらの乗り越えかたが重くない。これって若さなんだと思う。つらくともその先をまだまだ生きてゆくという年代の希望。うん、私もそうだよね。
とにもかくにも、これから映画を観るのだ。そのためにこの本も読んだのだ。
- 作者: 村山由佳,村上龍
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1996/06/20
- メディア: 文庫
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