オーデュポンの祈り

hifie2007-02-18

伊坂幸太郎著。ジグソーパズルのピースがぴたっとはまるように収束してくる。この感想「ラッシュライフ」でも思ったかも。帰りの電車の中で読んでて、駅に着いて降りるときには「今日中に読み切ろう」と決心してしまった。
めちゃくちゃな萩島の人々。嘘しか言わない画家や変な歩き方をする男、太りすぎて動けない女、自分がルールで銃を構える断罪人、そして未来が見えるカカシ。なんだかわからないけど、しまいには伊藤同様「いいことになっている」と思えてきてしまう。このセリフの箇所は好き。


今マイブームな伊坂幸太郎東野圭吾はどちらもエンジニア出身だということを知る。理系的センスというか、論理的センスが好きなのかもしれない。池澤夏樹も就職はしてないけど理系だし。

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)