チェンジ・ザ・ルール!

hifie2007-06-13

エリヤフ・ゴールドラット著。「ザ・ゴール」第3弾。今回は前回までのユニコ社のアレックスは出てこず、ERPソフト開発会社のBGソフト社が舞台。
主な登場人物は4人。BGソフト社のCEOのスコット、CTOのレニー、営業部長のゲイルと、BGソフトの関連会社社長のマギー。この4人がそれぞれの立場としての考えを見せながら、成長鈍化段階に来た業界の成長を模索する。
物語の主軸となるのは、システムを導入することが顧客の利益に直接的にどう影響を及ぼすかということ。別の言葉では利益=バリュー。技術はバリューを与えるのに必要ではあるが、それだけでは不十分。これまでの技術が拠り所にしていたルールも、刷新する技術同様に変革することがなければ、全体最適化は得られない。
とても耳が痛い話し。これまで何度「現行踏襲」や「業務は変えない」という話を聞いてきたことか。ただ、そのための解決策はこの本の中ではTOCに寄りかかってるけど、それが唯一の正答ではなく他にも考えられると思う。

チェンジ・ザ・ルール!

チェンジ・ザ・ルール!