スタバではグランデを買え!

吉本佳生著。「404 Blog Not Found」で薦められたのがホッテントリに載って見つけた。「金融広告を読め」が著者で、キャッチーなタイトルだったので即買いしてみた。
タイトルの意味は、「コーヒーを2杯飲むなら、最初からサイズアップしたほうが安い」「店としても原材料費は微々たるものだから、少しでも単価をあげたい」と、客も店も得をするということを言っている。
全般的に受ける印象としては、ごくごく当たり前のことを言っていると思う。値段のなかには取引コストの占める割合が高いとか、規模の経済性とか、価格差別とか。ただ、比較優位の説明で「どの仕事をしても低い能力しか発揮できない人でも、自分なりの優位を発揮できる仕事が必ずある」というところは感心した。そのあとに「自分の能力を正しく認識することができれば」と続くのだけれど。

スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学

スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学