新宿のギャラリー4つ

ひさしぶりに新宿の写真ギャラリーをみてまわった。どれもとってもよかった。
まず、一番遠い新宿三井ビルにあるエプソンのエプサイト。
安楽寺えみと北野謙の「タナトスそしてエロス」。前者のほうは「ふーん」で終わったんだけど、後者はすごい。
同じカテゴリーの人の写真を重ね合わせた「our face」シリーズ。誰でもないんだけど、誰か。洗練された、ろ過されたような、本質だけが写されているよう。
都市の写真も印象は似てる。長時間露光で連続した時間を映し出した写真。余計なものを剥ぎ取ってシンプルに美しい風景。
続いて、新宿センタービルペンタックスフォーラム。
竹内敏信の「大欧羅巴」。これもとっても素敵な風景写真展。ヨーロッパといっても観光名所でなく、ふつうの、地元民にとっては見慣れた光景。
だけどそれが美しい。やっぱり光と色がよいんだな。でも、きっと同じように美しい風景を日本で私たちも見てるはず。いろんなとこ行って写真撮りたいと思った。
そして、新宿エルタワーの高層階28階にあるニコンサロン。
第55回ニッコールフォトコンテスト入賞作品展。モノクロ、カラー、ネイチャー、デジタルイメージングと4つの部で入賞作が展示されてる。
この展示でよかったのは、カメラの機種が書かれてること。やっぱりニコンデジタル一眼レフ使ってる人多いとか、FM使ってる人見て「おおっ」て気持ちになったり、自作ピンホールカメラいるぞとか。
最後は、新宿高野ビル4階のコニカミノルタプラザ。
2007年アサヒカメラ賞受賞作品展。こちらはモノクロ、3枚の組写真、カラープリント、カラースライド(リバーサル)、ファーストステップ(初心者)の5部門の展示。カラープリントの大賞は子供の写真なんだけど、びしっと印象深い写真。
ここでは選者評が載ってた。あまり読んだことなかったので、こういう見方で写真を選んでるのかと、じっくり読んでしまった。
で、今日のお出かけの一番の目的はもう一つの、オーロラ展。これを見るために新宿に来たのだ。だって一週間しかやってないんだもん。
今回の目玉はNASA協力の宇宙から見たオーロラなんだけど、私にとっては宇宙からでも地上からでもオーロラは美しいのだ。真っ暗な空に描かれる、うねうねとした光のカーテン。
アラスカの空のLIVE中継もやってて、ちょうど時間が現地時間0時ごろで、よーく画面を見てるとわずかにオーロラが見えた気がした。やっぱり一生に一度は生のオーロラを見たいという思いを強くした。
今日はとっても充実した写真鑑賞でした。