ブラック・ティー

山本文緒著。ちょっとした過ちを描いた短編集。「悪いことをしたんだけど、でも…」って感じで、読後感は悪くない。
「ニワトリ」っていう話。人からものを借りても返すのを忘れてしまう女。妹や恋人からさんざんに避難されるけど、彼らもそれぞれに同じようにやましいことがあった。
みんな、何かしら表立って言えないようなことがあって、でもそれが社会の潤滑油のようになってる。

ブラック・ティー (角川文庫)

ブラック・ティー (角川文庫)