原美術館

hifie2008-11-29

前から行きたかったところ。写真展をやっているので行ってみた、自転車で。
米田知子展。つらーって見ていくと、ちょっと印象が薄いけど曇り空なテイスト。よくよくキャプションを見ると、北アイルランドとか中欧とかロシアとか戦禍の跡。改めてサブタイトルをみると「終わりは始まり」。
誰々のメガネで誰々の本をみる、というのは写真だけじゃわからなくて、説明を見ないとわからないので微妙。他のはじっくりみていくと、終わった後の忘れ去られたような感じがしてきた。戦場の写真はいくつも見ているけど、戦場の跡を見るのは初めてかもしれない。当時の事を知らずに無邪気な笑顔を見せる子供や、なんだか緊迫感のあるスナイパーの視線。
建物が面白くて、扉を開けると奈良美智の部屋があったり、森村泰昌っぽい空間があったり、暗闇の中でデジタルカウンタが並んでる部屋とか、階段を上がると一面タイルとか楽しかった。中庭もあった。
ちなみに、「なら よしとも」なんだね。「なら みち」だとずっと思ってた。でも、あの仕事部屋はちょっと落ち着かないから嫌。