熊本旅行2日め

朝6時半に起きる。チェックアウトして、市電の停車場まで歩く。電車が来たところを写真に撮って、乗り込む。

と、「この電車は熊本駅方面には参りません」のアナウンス。まさかの乗り間違い。上熊本行きだった。すぐに降りればいいものの、リカバリプランを調べてるうちに過ぎていく。
あきらめて降りて、走って熊本駅を目指す。途中まで方向が一緒だったのが幸いして、なんとか間に合う。朝食に駅弁を買ってリレーつばめ1号に乗る。

新八代でつばめ1号に対面乗り換え。九州新幹線に乗るのは2回めだけど、やっぱり和な雰囲気でカッコいい。窓の日除けがすだれだったり。

鹿児島中央に着いて、次は黒い車体のはやとの風2号に乗る。ちゃんと錦江湾側の窓際の指定席を予約済み。一度荷物を置いて、ホームで写真を撮る。

と、列車が動きだしてる。ドアも閉まってる。なんと、まさかの乗り遅れ。しかも荷物は車内に。。。
次の列車は20分後。しかも行き先は違う。追い付くのは無理だと思い、あたふたして改札を出る。他の手段と思うが、バスは行かなそうだし、タクシーは間に合わない。
駅に戻って、みどりの窓口で時刻表を繰る。折り返してきた列車で荷物を受け取って、また新幹線で戻る案が頭をよぎる。ところが、よく見ると次発の列車に乗って乗り換えると、その先の列車からは予定どおりにいくことが判明。
この時点で1分前。あわてて改札に戻って乗り込む。緑色の特急きりしま84号(さっきの写真に写っている)。指定席に乗り遅れても自由席なら乗れる。検札に来た車掌さんに話して、吉松駅で荷物を引き揚げてもらうよう頼む。車窓からは桜島がきれいに見える。

今度は降り遅れないかとひやひやしながら、隼人で降りる。同じホームに来た電車に乗るも、都城行きと聞いて混乱。あわてて「隼人行きですか」と意味不明なことを訊ねる。吉松経由とわかって安心。

普通列車なので、古い駅舎の嘉例川やひな祭りイベント中の大隅横川をさくさく過ぎる。一つ手前の栗野で止まる。折り返してきたはやとの風と入れ違い。いちおう座席を覗くもリュックはない。
吉松へ着くとダッシュで駅の改札へ。無事にリュックを取り戻した。ホームに引き返して、しんぺい2号に乗る。

しんぺいも観光列車だから、ちゃんと車窓がよい右側の窓際を予約済み。真幸駅では鐘やスイッチバックを見たり、矢岳駅ではD51のSL展示を見たり、大畑駅ではループ線と(この旅3度めの)スイッチバックを見たり、そして日本三大車窓からうっすらと桜島を見たり、十分満喫しました。


人吉ではホームの弁当売りのおじさんから鮎ずしを買って、九州横断特急6号に乗る。車窓からは球磨川が見える。車内販売でアイスクリームを買う。九州は車内販売多い気がする。

熊本に戻ってくる。事前に調べてた熊本ラーメンの有名店、黒亭に行く。とりあえずラーメン590円を頼んでみる。食べきれるか不安もあったけど意外とくどくはなかった。
それから最寄りの市電の停車場から熊本城前まで乗る。やっぱり熊本観光といえば城らしいので、昼間の姿を一目見ようと。だが、すでに時間は5分しかなく、入口で引き返す。天守閣は見れなかった。

また市電で戻って熊本へ。いよいよ、はやぶさに乗る。なんといっても、これに乗るのが今回の旅の目的だから。寝台列車には過去2回乗ったけど、オホーツクB寝台と、サンライズ瀬戸ノビノビ座席だから、れっきとしたブルートレインに乗るのは初めて。
お弁当を買い出していると向かいのホームに入線してきた。先頭と最後尾の写真を撮って、乗り遅れないように乗り込む。

座席は、9号車のB寝台ソロ。がんばって個室にしちゃいました。当たったのは下段のほう。中で立てるほどの高さがあるし、広さは十分。

いつのまにか、そろりと出発。まだまだ明るいのに、一日の終わりの始まり。一息ついて携帯を見ようとすると、電源が落ちてる。電源ボタンを押すと画面は真っ白。何度やりなおしても真っ白で何も写らない。
なんと、まさかの携帯電話の液晶割れ。
だんだんと駅を通過し、停車するたびに暗くなってきて、一番のイベントどころ門司駅に到着。
まず夕飯の弁当を調達しに改札外へ。コンビニでなく、改札目の前のキオスクでかしわめしを買う。ホームに戻ると、交流のED76-90から交直両用のEF81-411に機関車を変えたはやぶさが出発。

今度は向かいのホームに富士が到着。乗客が降りて、わらわらと先頭付近にやってくる。そしてはやぶさと合体。それにしても老若男女、鉄分の濃い人が集まるもんだ。

関門海峡を渡り、次の下関で直流のEF65に付け替え。

これでメインイベントが終わったので、落ち着いて駅弁を食べる。そして本を読みながら広島到着22:35までは起きてる。ここまでは無事に定時。