須崎から足摺岬

前夜スーパーで買ったパンを朝食に出発。国道56号中村街道を走る。と、クランク辺りから変な音がする。どうやらフロントディレーラーの受けがチェーンリングに干渉しているらしい。調整しようと試みるも、うまくいったようないってないような。
とりあえず走りなおして、山の中を進んでいく。ここがこの旅一番の難所と思い、じっくりゆっくりペダルをこいでいく。そうやって覚悟したときの常で、意外と苦しくなく峠越え。
ずんずん下っていって中村の手前で、いろりやといううどん屋に入る。店員さんのオススメで、冷やし肉うどんを食す。本場讃岐でないけど、さっぱりとスタミナもついて良い植樹だった。
中村駅を通り過ぎ四万十川へぶつかる。ここからあえて逆方向、上流に向けて走る。そのこころは佐田沈下橋。この見所はぜひ行っておきたかったのだ。それまでの3日間を忘れるような青空の下、山の緑と碧い川と。ザ日本の夏休みのような風景。不思議と暑さが和らぐような気持ちよさがあった。
元のとこまで下って国道321号で南に出発。高知では道端におばあちゃんがパラソルを差してアイスクリンを売ってる。立ち寄って話をすると、「この先はバイパスでなく旧道を走った方がよいよ」と聞く。
その通り以布利バイパスや足摺スカイラインは通らず、海沿いの県道を走る。片側一車線の狭い道をくねくねし、トンネルを抜けると足摺岬。展望台や灯台をみて今日の宿、民宿はっとへ。既に先客がおり、しかもそれが還暦日本一周チャリダーだった。…いいなあ。夕飯はこれでもかと海の幸がでてきておなかいっぱい。