東京都写真美術館

地下一階の黒澤明画コンテ展。絵自体の評価はおいといて、画コンテってこんなに書き込むものなのかというくらい、ひとつひとつ細かく描かれてる。
ジョージ・ルーカスフランシス・コッポラが黒澤と映画影武者について話したインタビュー映像もあった。マーティン・スコセッシゴッホ役で出演している映画なんてのもあるのな。
ヌードのポートレート。裸ってどこか不自然さというか作為感があって、そこに作者の意図やメッセージを感じようとしてしまう。それが作品との距離を感じてしまって、正直いまひとつ楽しめなかった。
オノデラユキ写真の迷宮へ。曇り空を背景に服が浮いているというシュールな写真に、心を奪われた。同じ静物画の写真に見える一連の作品や、ショーライトに映るシルエットのような写真も気に入った。これらこそ不自然には違いないけど、突き抜けた作家性、イマジネーションが見えるようなのは好き。