ドリルを売るには穴を売れ
佐藤義典著。なんとか読み切ったー。前著に比べてより入門向きなマーケティングの本。イタリアンレストラン再建のフィクションが半分くらいあり、より読みやすい。読み易過ぎて論理の鮮やかさは薄まっている気がする。
- ベネフィット:顧客にとっての価値。早い・便利・旨いなど機能的ベネフィットと、優越感・かっこよさなど情緒的ベネフィットがある。
- セグメンテーションとターゲット:3つの欲求(生存・社会・自己)は顧客によって違う。市場の大きさ、自社の強みと競合の激しさ、価値の必要度の高さなどの基準でターゲットを選ぶ。
- 差別化:自社を選択する理由。「手軽軸」「商品軸」「密着軸」。
- 4P:Product(製品)をPromotion(広告)して、Place(流通)によってPrice(価格)で売る。
モノの価値って意味付けのことだ。大学のS先生のあの話はベクトルが学問的な方に向いてたけど、それをビジネスに向ければマーケティングのことを言ってたんだと気がついた。そういう素養を与えてくれたことに感謝。
- 作者: 佐藤義典
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2006/12/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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