ドリルを売るには穴を売れ

佐藤義典著。なんとか読み切ったー。前著に比べてより入門向きなマーケティングの本。イタリアンレストラン再建のフィクションが半分くらいあり、より読みやすい。読み易過ぎて論理の鮮やかさは薄まっている気がする。

  • ベネフィット:顧客にとっての価値。早い・便利・旨いなど機能的ベネフィットと、優越感・かっこよさなど情緒的ベネフィットがある。
  • セグメンテーションとターゲット:3つの欲求(生存・社会・自己)は顧客によって違う。市場の大きさ、自社の強みと競合の激しさ、価値の必要度の高さなどの基準でターゲットを選ぶ。
  • 差別化:自社を選択する理由。「手軽軸」「商品軸」「密着軸」。
  • 4P:Product(製品)をPromotion(広告)して、Place(流通)によってPrice(価格)で売る。

モノの価値って意味付けのことだ。大学のS先生のあの話はベクトルが学問的な方に向いてたけど、それをビジネスに向ければマーケティングのことを言ってたんだと気がついた。そういう素養を与えてくれたことに感謝。

ドリルを売るには穴を売れ

ドリルを売るには穴を売れ